2015年10月29日
知ってる人は知っていますが美容院を経営していると「法律的にこれやっちゃいけないんだ?」とか「よくやってるけどアウトやグレーゾーンな事」とかがあります。そんな物を集めてみました。
1・カラー剤・パーマ剤を髪に塗布して加温する。
これ結構目にしますよね。ですが厳密に言うと違法のようです。医薬部外品というのは基本、常温での使用をするもので、カラー剤のメーカーとしても温めていてトラブルがあった際、「責任は持てない」との事です。また、パーマ剤に関しても同様で基本的には加温してはいけないようです。パーマなどは加温する事によって浸透が促進される事はあるでしょうが、基本的には温めない方がヘアケアの観点からも安心だと思います。
2・自分の好きなCDを購入してかけるのは著作権法違反
これ特に音楽好きな美容師さんなんかには痛い話ですね。好きな音楽CDなどを買い、店の雰囲気を作ったりする事は2次使用権に触れる事のようです。買ったのにかけれない。w まあここはアーティストの方の製作物なので難しい問題ですね。ちなみにラジオなんかは良いらしいです。床屋さんなんかでは、よくラジオを流している店もあります。
著作権フリーの音楽やUSENなどはオッケーですね。ここに着目した配信業者が出てくるかもしれません。
3・カミソリで髭や髪を剃っちゃいけない。
これは知ってる方多いと思いますが、美容院と理容院の出来る事の違いですね。美容院ではカミソリを髭剃りなどのメニューに使ってはいけません。使えたらデザインの幅が少し広がるんですがね〜。
4・店の照明の明るさには基準があり、暗すぎてはいけない。
地域によって差があった気がしますが、実際にカットする場所などが100ルクス以上でなければならない。
確か100ルクスってけっこう暗いです。w そんなにハードル高くはないですね。明るいと仕上がりも綺麗に見えるので逆に明るすぎな美容院も多いですw 明るい美容院、僕は好きですが。
5・床は水や材料が浸透してしまう素材ではいけない。
最近は木の床的な美容院が多いですが、そのほとんどが「フェイク」素材を使ったものです。薬剤が浸透してしまう素材ですと火の事故やその他の被害が出る恐れがあると言う観点からそうなっている様ですね。
6・2人以上従業員がいる美容院は管理する免許を持っていなければいけない。
「管理美容師免許」を持っていなければ雇用をして複数の人数で美容院を経営する事はできません。
一時期「仕分け」的な論議で無くなる寸前でしたが結局免許としてまだあるみたいですね。本質的に必要かどうか?
もう少し論議しても良いのかなと個人的には思います。
まだまだ「そうなの?」って思うやっちゃいけない事ありますが今日はこの辺で。普段論議に上がらないであろう事ですが、色々と制約があるわけですね。