2016年7月6日
リンスインやノンシリコンシャンプーに始まりオーガニックシャンプーなどヘアケアのトレンドがあります。
その「新しいトレンド」と言うのはこれからも続くと思うのですが、パッケージやキャッチフレーズより大事なのはやはり内容成分でしょう。例えば「オーガニックシャンプー」と言うと「全て天然の成分」だとか「植物成分のみ」とかいうイメージを持つ方が多いとおもいます。
調べたところ有名なほとんどのオーガニックシャンプーは普通に合成界面活性剤を使っていて、なおかつ「硫酸系」の洗浄成分を使用している製品が多いですね。そこに全体の1%~3%位でしょうか?数種類から数十種類の植物の油分を混ぜているものがメジャーです。この洗浄成分が例え「アミノ酸系」であっても「両性界面活性剤」であっても「タウリン系」であってもまた「タンパク質系」であっても合成です。完全オーガニックではないものが殆どです。興味ある方はヘアケア製品の裏面の表示成分を見てみましょう。大体そうなっていると思います。
先ほどの硫酸系洗浄剤の話ですが繰り返しパーマやカラーをしている髪に「硫酸系」の洗浄成分を使うとかなりパサつきます。思うのはパーマカラーの施術履歴にもよりますが大事なのは油分のコントロールと保湿。油分のコントロールは髪の触り心地や質感を変えます。もちろん見た目も少しずつ変わっていきます。そしてそのパサつきを補うように油分が入ってきます。ここで思うことは、
洗って油分を補うのであれば最初から油分とりすぎないようなシャンプーを使う方が良い気がしませんか?
オーガニックだからといって使い心地が劇的に変わった経験はありますか?
という事です。もっと言うと、内容成分を見ないでイメージだけでヘアケア・ボディーケアを何故買いますか?という事です。
今後、様々なヘアケアのトレンドが生まれると思いますが、トレンドの本質を見極める事が大事だと思うんですよね。
今「トレンドやオーガニック」について軽く触れましたが、タイトルのお題の「成分表示」についても。
ヘアケアなどの機能面限定で話をすると成分表示が全てではないでしょうか?ただ、全て見えているつもりでも見えない部分は実はあるんです。例えば原材料の抽出方法。抽出する機械が前回抽出物を100%除去できていない可能性やその原料自体の育った土壌や環境など100%の安全でない事はあり得ます。この「土壌の土」の話をするとまた「オーガニック」の話が出てきてしまいますが今回はこの辺で。
検査基準などはかなり深いところの話になってしまうのでこの辺にしておきますが頭の片隅に知識として置いておいても損はないでしょう。
今述べた部分はさておき、例えばシャンプーであれば洗浄成分についての知識は持っておいて損はないと思います。
あなたのバスルームにある製品も確認してみてはいかがでしょうか?
今回はトレンドと成分表示について今の感想や意見を書いてみました。製品の訴求と本質はずれる事が良くありますが、考え抜いた製品を作っていきたいと思います。
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